夢の定義について

夢を一言で表すならば、「理想を叶えるチャレンジプロジェクト」だと定義しています。
夢という言葉は、とても範囲の広い表現になりますから、定義付けをしコンセンサスを合わせなければ深いレベルでの通じ合いができません。
多くの人が夢に迷うのも、夢の会話が深いレベルでコミュニケーションできないのも定義付けを合わせていないのが原因です。従い、私たちは、「理想を叶えるチャレンジプロジェクト」と定義を統一化させ運用しています。
それでは、理想の未来プロジェクトをどうデザインしていくのかをご説明いたします。
先に申し上げた通り、夢という言葉は非常に範囲の広い解釈を持っております。広げて考えてしまいますと、どこまでも大きく細かくなってしまいますから、できる限り本質的な要素をシンプルにデザインする必要があります。複雑過ぎて分かりにくい設計では運用効率が落ちてしまい、叶わない夢デザインになってしまいます。
また、一般的な夢の表現をする場合、始まりはあるのですが終わり方と成し遂げる期間をぼかしてしまうケースが多く、設定時点から曖昧でわかりにくい表現になり伝わりが弱くなってしまいます。
企業の未来像を示す言葉でビジョンという単語がありますが、いまいち、「よくわからないなあ」と思ってしまうのはプロジェクト化されていない表現だからだと思います。
さらに、夢は成長に応じてカタチを変えたり、叶えたい複数の夢があったり、大きい夢や小さい夢など、どう自分の思考を整理し、可視化すればよいのかがわからなくなってしまいデザインが止まってしまうケースが殆どじゃないでしょうか。
こういった理由から、フワフワとした夢設計になってしまい、結局は現実の生活に押し流され夢を忘れていくようになってしまいます。
私たちは、こういった課題をできる限り解決するシンプルなドリームデザインメソッドを開発いたしました。ここから先は、下記の図に沿ってお話を続けさせていただきます。

私たちは、最終的に成し遂げる夢を「ラストドリーム」と名付け、今の状況から、ラストドリームへ向かう道を理念ドリーム(成りたい企業像)としています。また、ラストドリームまで楽しいことは全て封印という考えではなく、ラストドリームの達成努力と並走して、楽しいことも夢として揚げ、これも実現させていきます。この楽しい夢をエンジョイドリームと呼んでいます。
つまり、ラストドリーム、理念ドリーム、エンジョイドリームといった3つの夢を叶えていくことになります。夢が決まれば、達成するための環境をデザインし、戦略をつくり、目標を立て、計画を運用していく構成です。個人の夢も会社の夢もデザイン構成は同じです。このフレームワークで設定すると夢が分かり易くなり、達成イメージが明快になります。
最終的にどこを目指すのか、どんな企業に成りたいのか、どんな楽しいことを実現できるのか、しっかりと見える化ができるフレームワークこそが私たちの「夢の定義」なのです。